なぜDMM.com証券に一本化したのか?

以下のようなご感想およびご質問を頂戴しました。

勝率9割!損切り不要のFX投資術」、「FX投資術【エントリープラン編】」を読んで大変勉強になりました。

損切りを新規売りに置き換えることによる概念をもつことができたことと、自分が思った方向に円が動かなかったときのメンタル的なものが楽になりました。ありがとうございます。

まだ実際にうまく両建てプランを実行できていないので自分のモノにしていこうと思っておりますが、 一点教えてください。

2011年12月からDMM.com証券 に一本化したと記載がありましたが、マネーパートナーズをやめることにした理由というのは何だったのでしょうか?

両建てするときの証拠金が片方だけでよいというメリットがありながら証拠金を両方必要とするDMM.com証券にしたのが不思議でした。証拠金が両方必要だとしても、DMM.com証券に一本化したメリットを教えてください。

両建てにかかる証拠金が不要なマネーパートナーズ(同一通貨ペアの場合)は、資金効率の観点からすると最適な証券口座かと思います。

自分がDMM.com証券に一本化した理由は、もともと低レバレッジ(常時証拠金維持率は1000%程度)のため、さほど資金効率を重視していないこと、およびスワップ金利の売り・買いの差異にあります。

2012年7月17日時点のAUD/JPYのスワップ金利は、

・マネーパートナーズ 買い80円 売り90円
・DMM.com証券 買い70円 売り70円

といった具合になっています。

ツナギ売りを活用すると、往々にしてポジションは売り・買い同枚数になるのですが、仮に売り・買いをそれぞれ20枚ずつ保有すると仮定するとマネパの場合1日200円のスワップ支払いが発生します。他方、DMMの場合はスワップ支払いが発生しません。

そのため、マネパではスクエアポジションになった状態が長引くとスワップ金利支払いがかさんでくるため、思ったほど円高にならずに売り玉を処理できない展開ではあまり有用ではありません。

一方で、DMMの場合はポジションがスクエア状態になっても特に金利支払いが発生しないので、さほど深く考えずに売り・買い同枚数までは売り進んでいくことが可能です。中長期的に放置しておいて、円高局面になったら手持ちの売り玉だけを処分してコストダウンを図ると言った対応も可能です。

自分のトレードスタイルだとポジションがスクエア状態になる期間がそれなりにあるので、現状DMMでトレードしていると言う次第です。

もちろん、買いスワップの金利自体はマネパの方が10円ほど高いですから、常時買い越しポジションを 維持する限りにおいてはマネパの方が有利です。

買い玉を20枚(一日のスワップ金利=1,600円)とした場合は、全体のポジション構成でスワップ金利支払いが生じない水準(売り17枚=1,530円)までは売り進むと言った対応も可能かと思います。ただし、売り・買いは同枚数ではないので評価損益は変動しますが。

そんな具合ですので、DMMとマネパは一概にどちらが有利と結論付けるのは難しいでしょう。ご自身の資金量やトレードスタイルに応じて、どちらがより使いやすいかを探ってみるのが良いかと思います。

ご参考まで。

DMM.com証券で口座開設する


過去運用益一覧
以下の記事を順番に読むと、本気で損切りが不要になります!

■基礎知識編
ツナギ売りとは何か
下げ相場っぽい局面の対処法
ツナギ売りの具体的なやり方
FX業者が両建てを推奨しない理由
両建てが損切りの代わりになる理由
評価損をいかにして解消するか

■応用編
両建てポジションの表記方法
無駄な損切りを避ける方法
損切りが効力を発揮するための3つの大前提
損切りよりも両建ての方が有利な理由
リスク対リターンを変更する
再エントリー枚数による損益バランスの調整
損切り後に反発するジンクスを避ける方法

■実践編
半自動売買ルールの構築